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外国産クワガタ飼育方法

アウラタキンイロクワガタ

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飼育難易度 ★★★ ★やさしい〜★★★★★難しい
飼育のポイント 幼虫期間は短い、成熟するまでが長い。

成虫の飼育 活動後ペアリングまで雌雄別居。
成虫飼育温度 活動時期の成虫は25度程度。
成虫の寿命 活動開始後2〜4月。
野外の産卵部位 地表部の朽木。
ペアリング 雌雄同居で問題ない。
産卵数 30〜100卵。
幼虫飼育 発酵マット、菌糸瓶で問題なく成長する。
幼虫の管理温度 20〜25度程度。
幼虫飼育容器 大型の雄で0.5リットル、雌も0.5リットル程度。
幼虫期間 ほとんどの個体は約4月。
蛹化時の注意 高温、過湿に注意。
羽化後活動までの期間 約1月。
羽化後産卵までの期間 約1月。


成虫の入手
 オーストラリア東部を中心として分布している。雄は金緑に輝く大変美しい種類で、雌も赤みを帯びた強い金属色がある。雌雄ともパプアキンイロクワガタより輝くが強い。
 飼育は申請中の成熟期間が長いが、活動期に入ってしまえば簡単で、幼虫は高温に注意すれば発酵マットや菌糸瓶で順調に成長する。飼育も良く行われているため、専門店や通販店で良く見られる種類だ。購入する際は信頼できる専門店や通販店で購入すると良い。

産卵セット
 累代品を入手する場合は羽化日を確認しておこう。成虫の羽化後の成熟期間は6月程度と非常に長い。活動を開始する前の成虫は、マットに潜ったままエサも食べない。活動を開始すると活発に活動するため、エサの補充を忘れないようにしないと餓死してしまう。活動を開始するまで単独で飼育し、成虫が十分に活動を開始してから成熟してからペアリングする。
 ペアリングは雄の気性は大人しいため、雌雄同居で問題ない。産卵させる容器は産卵木が2本程度はいるQBOXの30やプラケースの中の容器で十分だ。産卵木はやわらかめものを選び、数時間から一晩水につけて十分に吸水させておく。水につけた産卵木は樹皮を全てむいてしまい半分程度埋め込みマットに埋めてセットする。埋め込みマットは広葉樹の十分に発酵したマットを使用し、容器の底面のマットは固く押し固める。アウラタキンイロクワガタは産卵木に産卵すとことが多いが、マット中にも良く産卵する。埋め込みマットは産卵木の周囲も硬めに入れたほうが良い。
 マットにも産卵する種類なので、産卵セットは1〜2月毎に容器ごと交換する。交換した容器は乾燥に注意して1月以上保管する。多数が産卵されていれば容器の底に幼虫や幼虫が通った坑道が見られるはずだ。

幼虫飼育
 1月以上保管した産卵セットはうまく産卵されていれば全ての幼虫が孵化しているころだ。産卵木をドライバーなどで少しずつ崩していき、食痕があったら食痕にそって少しずつ産卵木を割っていく。このころの幼虫は初令で弱いため、手荒に扱わず丁寧に扱ったほうがいい。マットの中にも幼虫がいるため、容器を大き目のバットか衣装ケースなどにあけてしまってから幼虫を回収したほうが良い。ほとんどの個体は孵化しているはずだが、卵が出てきた場合は濡れたティシュなどをひいた容器に保管しておくといい。このころの卵は十分に成長してほとんどが孵化する。回収した幼虫はすぐにセットできるように、発酵マットを入れた容器や菌糸瓶を用意しておく。最初にセットする容器は0.5リットルの容器で十分だ。幼虫をセットした容器は暗くなるべく涼しい場所に保管しておく。幼虫は夏季の高温には弱いため、温度が高すぎると死亡することもあるため、なるべく25度以下で保管する。
 普通なら3月後にエサ交換を行うが、早い個体は3月程度で蛹室を作り始めるものがある。エサ交換は容器を良く確認してから行うこと。容器からマットを少しずつかき出していくと、大きく育った幼虫が転がり出てくる。このときに雄雌の判別を行い、雄雌とも0.5リットル程度の容器に移し替える。エサのマットは最初に与えていたマットと同じものを使ったほうが幼虫が嫌がることが少ないようだ。幼虫のエサ交換を行った後、幼虫がなかなかマットにもぐっていかないことがある。このときは容器のふたを空け、通気をよくしてやればマットにもぐっていく。最初のエサ交換後、しばらく経つと蛹室を作り始める個体が多い。大型の成虫を羽化させたいならば、20〜25度で保管したほうが良い。

蛹化から羽化
 幼虫は順調に成長していけば孵化後約4月で蛹室を作り始める。蛹室を作りはじめたらエサ交換はせずに、暗く静かな場所に保管する。蛹室を作り蛹化するまでほぼ1月、蛹化して羽化まで約1月で新成虫が羽化する。この時期になるべく高温にならないように注意して保管すること。このときに高温が続くと、羽化不全になりやすい。また、過湿にも注意し、容器の底が過湿のため変色するような状態になったら、容器のふたを開け乾燥させるか、人口蛹室に移し変える。
 無事に羽化した新成虫は蛹室の中で体が固まるまでとどまっている。活動を始めるまで約6月かかるが、乾燥に注意してそのまま保管したほうが良い。活動を始めた新成虫は個別に飼育し、1月以上経ってから産卵用のセットをする。


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