ホタルガ標本写真館

オキナワルリチラシ [本土亜種]

Eterusia aedea sugitanii  Matsumura, 1927

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対馬産 ♂ 
 
分布:本州、四国、九州、対馬。

開張:60〜70mm。

生態:年1回の発生。8月〜9月に見られる。成虫は樹林周辺や林内の空間に見られ、昼間活動する。

食草:ツバキ科のヒサカキ、ツバキ、サカキ、チャノキ、ツツジ、ハイノキ科のミミズバイなど。

 マダラガ科のホタルガ亜科に属する仲間。南方系の種で、本州で見られるのは静岡県あたりまで。前翅と後翅や頭胸部、脚に見る方向によって緑から瑠璃色に変化する金属光沢がある。日本産の蛾としてはサツマニシキと並ぶ美しい蛾だ。色彩は分布する地域により異なり、国内の個体群は8つの亜種に分けられている。