ヤガ標本写真館
アケビコノハ
Eudocima tyrannus (Guenee, 1852)

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山梨県産 |
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交尾中のアケビコノハ 山梨県 |
分布:北海道、本州、四国、九州、対馬、沖縄本島、石垣島、西表島。
開張:95〜100mm
生態:5月から10月に見られる。成虫は樹林内や林内の空間に見られ、樹液や腐果に来る。夜間灯火にも飛来する。
食草:アケビ科のムベ、アケビ、ツヅラフジ科のアオツズラフジ、メギ科のヒイラギナンテン、メギ、アケビ科のミツバアケビ、カキノキ科のカキなど。
木の葉そっくりの前翅を持った、大きなシタバガの仲間。後翅は橙黄色で黒色の紋がある。
成虫は果実を吸汁する。成虫で越冬して春に産卵する。越冬態は成虫とされているが、幼虫などでも越冬は可能なようだ。温暖地では決まった越冬態はないのかもしれない。
栽培種のアケビを食草としているため、都市部でも見られることがある。
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