ヤガ標本写真館

ヒメアケビコノハ

Eudocima phalonia (Linnaeus, [1763])

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奄美大島産♀

分布:本州、四国、九州、対馬、沖縄諸島、沖縄本島、西表島。
 本州から九州のほとんどの地域は偶産蛾。

開張:47mm

生態:8月から10月に見られる。成虫は樹林内や林内の空間に見られ、樹液や腐果に来る。夜間灯火にも飛来する。

食草:ツヅラフジ科のコウシュウウヤク、コバノハスノハカズラ、オオツツヅラフジ。

 西日本から南西諸島で見られる南方系の蛾。夜間各種の果樹に飛来し,ブドウ,モモ,ナシなどの熟果に穿孔(せんこう)して吸液するため大きな被害を与える。飛翔力が強いようで、本来の分布地からかなり離れた地域で見つかることがある。