ヤガ標本写真館
ムクゲコノハ
Thyas juno (Dalman, 1823)

分布:北海道、本州、八丈島、,四国、九州、対馬、屋久島、沖縄本島、西表島。
開張:85〜90mm。
生態:年2回の発生で、4月から9月に見られる。成虫は樹林内や林内の空間に見られ、樹液に来る。ミカン類、リンゴ、ナシ、モモなどの果実にも飛来する。また、夜間灯火にも飛来する。
食草:ブナ科のコナラ、クヌギ、クリ、クルミ科のオニグルミ、サワグルミ。
前翅は褐色で後翅は黒色や薄紫色、黄〜薄紅色に塗り分けられた大型の美しいヤガの仲間。各地で普通に見られ、雑木林の樹液に飛来する。ミカン、ナシ、モモ、リンゴなどの果実にも飛来し、食害することがある。
♂の前翅前縁は基半部で強く膨出し、後翅内縁には長い毛束を有する。後翅は派手だが静止時は前翅で隠れ見えない。驚かすと後翅を見せ威嚇する。
|