国産カブトムシ標本写真館

タイワンカブト 

Oryctes rhinoceros 

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左2頭♂ 右1頭♀ 共に石垣島産


分布:
奄美群島以南

生態:ほぼ1年中見られる。堆肥や腐葉土中に見られ、灯火にも飛来する。

 戦前は国内には分布していなかった種類で、戦後八重山で見られるようになり、近年では奄美群島まで見られるようになった。
 椰子の害虫とされていて、椰子の木の中心部に食い込み木を枯らしてしまう。繁殖力が非常に強く、ほぼ1年中連続して発生している。幼虫の食性は広く、畑の堆肥中や林内の腐葉土、朽木まで見られる。雄雌とも似たような体系をしているが、雌は角が短く腹端が毛深い。
 飼育は簡単だが、逃げ出すと害虫化する恐れがあるため、絶対に逃がさないこと。