国産コガネムシ標本写真館

アマミトビイロセンチコガネ

Bolbelasmus shibatai Masumoto,1984

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左♂ 右♀ 共に奄美大島産


分布:
奄美大島、徳之島、沖縄本島、久米島

体長:8.5〜13.0mm

雌雄の区別:♂は頭部前方に1本の角を備える。

生態:成虫は初夏から初秋の夕方から夜間に、林床を飛翔する。幼虫の食性などは不明。

 南西諸島に分布するセンチコガネの仲間。八重山には別の種が分布する。幼性期は不明だが、おそらく幼虫の食性は腐敗動物質。
 栗色の体色をしたかわいらしいセンチコガネだ。風のない夕方から夜間に林床や伐採地などの地表近くをホバーリングするように飛翔する。エサを探す行動か交尾相手を探す行動か、どちらかだろう。夕方から夜間に飛翔する習性のため飛んでいる個体を探してもあまり見つからないが、FITなどのトラップをかけると採集できる事がある。