国産コガネムシ標本写真館

フチトリアツバコガネ

Phaeochrous emarginatus emarginatus Castelnau,1840

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左♂ 右♀ ともに鹿児島県産

分布:四国、九州、男女群島、五島列島、熊毛諸島、、トカラ列島、奄美群島、沖縄諸島、、慶良間列島、久米島、粟国島、宮古諸島、八重山列島

体長:9.0〜11.0mm

雌雄の区別:♂は♀より前脛節の外歯は細くなり、爪が長い。

生態:成虫は初夏から盛夏に現れ、灯火に良く飛来する。腐敗動物質から見つかることも多い。分布は局地的だが、生息地の個体数は多い。

 形は少し変わっているが、糞虫の仲間になる。食糞性ではなく、動物の死骸などを主食としている。
 温暖な地域に分布する種で、四国や九州の南部から南西諸島まで広く分布している。生息地では海岸付近から山中まで広く分布し、盛夏に個体数が多くなる。灯火に飛来している個体を見ることが多いが、動物の死骸にも良く集まり、数十頭の個体が群れていることもある。