国産コガネムシ標本写真館

フトカドエンマコガネ

Onthophagus (Phanaeomorphus) fodiens Waterhouse,1875

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左♂ 右♀ ともに奈良県産


分布:本州、佐渡島、隠岐諸島、四国、九州、五島列島、屋久島

体長:7.0.〜11.3mm

雌雄の区別:♂の前胸背板は逆V字状に隆起する。

生態:成虫は春から秋まで活動する。平地から低山地に多く見られ、各種獣糞や腐肉などにも集まる。

 クロマルエンマコガネとよく似ているが、前胸背の隆起の先端部がこの種の方がより広い。クロマルエンマコガネとほぼ同様な生態だが、より暖地性の種のようで本州中部以西の記録が多い。
 本種も活動期は長く、晩春から秋季まで見られる。林床の獣糞から、河川敷などのオープンスペースまで普通に見られる。