国産コガネムシ標本写真館

ケブカコフキコガネ

Tricholontha papagena Nomura,1952

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奄美大島産

分布:奄美大島、徳之島、沖縄本島、

生態:冬季の11月から3月に現れる。灯火で見られることが多い。

 南西諸島の大きな島に分布する種で、冬季に出現する変わった生態を持ったコフキコガネの仲間。成虫の生態は良くわかってないが、日中は葉上にいると思われる。夕刻から夜間に飛翔するようで、その様な個体が灯火に飛来する。♀はあまり活動しないようで、灯火に飛来することはまれ。

 隔年に多く見られることから、幼虫期間は2年なのかもしれない。ちなみに、多く見られるのは偶数年。
 沖縄本島では、幼虫はリュウキュウチクの根を食べているようで、分布地でリュウキュウチクが生えている場所を目印に探すと、成虫も比較的簡単に見つかるようだ。