国産コガネムシ標本写真館

ムラサキツヤハナムグリ 

Protaetia (Liocola) cataphrata Arrow,1913

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鹿児島県産
山梨県産

分布:北海道、本州、飛島、佐渡島、隠岐諸島、伊豆諸島(御蔵島)、四国、九州、五島列島(福江島、)、屋久島

体長:20.8〜26.7mm

生態:5〜8月に出現し、樹液や花に来る。

 本州中部以北に分布するものは、赤銅色で西日本に分布するものは暗銅色が多い。ミヤマオオハナムグリより標高が低い地域に分布することが多いが、混生する地域のムラサキツヤハナムグリは赤銅色のみで、体色により見分けがつく。
 ミヤマオオハナムグリと異なり、樹液にもよく来る。低山地にも分布していて、カブトムシとともに樹液を吸っている個体を見ることも多い。
 幼虫は朽ち木のフレーク状の部分から見つかる。飼育では一年一化。