国産コガネムシ標本写真館

シロスジコガネ 

Polyphylla (Granida) albolineata (Motschulsky,1861)

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左♂ 右♀ 共に茨城県産

分布:北海道、本州、粟島、佐渡島、伊豆諸島(大島、新島、神津島、三宅島)、四国、九州、五島列島、壱岐

生態:6〜8月に出現し、灯火に飛来した個体が観察されることが多い。

 コフキコガネの仲間だが、雄の大きな髭と白いスジで見間違えるような種はいない。
 海岸線に多く見られる種で、近年何処の場所でも見られる個体数が、かなり少なくなっている。海岸付近を主な生息地にしている種は何種類かいるが、その中でも最も個体数を減らしているのはシロスジコガネではないだろうか。
 2007年の夏、シロスジコガネを探しに千葉から茨城の海岸線に何回か探しに行った。千葉には以前多かった場所が何カ所もあったが全く見られず、茨城ではいくつかの産地が健在だった。茨城ではまだしばらく見られるだろうが、東京周辺で見られなくなる日も近いような気がする。