国産コガネムシ標本写真館(番外クロツヤムシ科)

ツノクロツヤムシ 

Cylindrocaulus patalis (Lewis,1883)

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大分県産

分布:四国、九州(中部以南)

体長:14.0〜20.0mm

生態:成虫はほぼ1年中見られる。成虫と幼虫は同じ朽木で生活し、幼虫は単独では成長しな。

 クワガタムシに近い種類だが別の科となる。東南アジアにはこの仲間が多く生息していて、各種の朽木中から普通に採集されている。
 成虫は幼虫が羽化するまで世話をするようで、幼虫単独では成長できずに死亡する。1本の朽木に数頭の親がいて、自分の子供以外でも世話しているようだ。
 四国、九州にしか分布していない種で、本州には分布していない種類のためあまりなじみがないかもしれないが、国内に分布する唯一のクロツヤムシだ。