国産クワガタ標本写真館

アマミコクワガタ 

Dorcus okinawanus amamianus

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奄美大島産


分布:
奄美諸島(奄美大島、加計呂間島、請島)

生態:5〜10月に出現し各種の樹液や熟果に集まる。灯火に飛来することもある。生息地でも個体数はあまり多くない。越冬態は幼虫と成虫。

 奄美大島に分布するリュウキュウコクワガタの奄美亜種。コクワガタとは言っても、本土のコクワガタとはまったく別の種類。
 奄美大島でもあまり個体数が多い種類ではないが、沖縄本島のオキナワコクワガタより個体数は多い。南西諸島は大型のヒラタやノコが多産する島が多いためか、種の勢力は弱いようだ。
 飼育すると大型になるが、野外産は小型の個体が多い。大型と言っても40mmに満たない大きさなので、飼育してもあまりスペースを取らない。リュウキュウコクワガタは産卵数が少ないが、その中ではアマミコクワガタは産卵数が多く飼いやすい。