国産クワガタ標本写真館

キュウシュウオニクワガタ 

Prismognathus angularis morimotoi Y. Kurosawa, 1975

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宮崎県産


分布:九州南部

生態:8〜9月に出現する。樹液には集まらないが、灯火には飛来することもある。幼虫で越冬し、初夏に蛹化、晩夏に羽化脱出し活動する。

 九州南部のみに分布しているオニクワガタの亜種。九州北部産をキュウシュウオニクワガタとしている書籍もあるが、九州北部産はオニクワガタ原名亜種になる。
 生態はオニクワガタと同じだが、より標高が高い場所に分布し、個体数もあまり多くない。
 変異があまり大きくなく、原名亜種と区別がつきにくい個体もいるため、研究者によっては亜種にしない場合もある。