国産クワガタ標本写真館

ミヤマツヤハダクワガタ 

Ceruchus lignarius monticola

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山梨県産

分布:本州(関東南西部、中部、近畿)

生態:7〜8月に出現し活動する。

 本州中部では標高1,500m程度を中心に分布している。成虫、幼虫とも各種の赤枯れの朽木に見られる。成虫は気温と湿度が高い夏季の夕方に飛翔している個体が観察されている。
 朽木は赤枯れであれば広葉樹でも針葉樹でもかまわないようで、ブナやカンバからモミ、杉からも幼虫が見つかっている。環境が残っていれば生息している地域は多いようだ。
 飼育は高温と乾燥に注意すれば成虫は羽化するが、環境があわないためか小型の個体が多くなる。野外での幼虫期間は丸3年が標準のようだ。