国産クワガタ標本写真館

ルイスツノヒョウタンクワガタ 

Nigidius lewisi

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悪石島産


分布:本州(紀伊半島南部沿岸部)、九州(佐多岬)、対馬、熊毛諸島(黒島、馬毛島、種子島、屋久島)、トカラ列島(口之島、中之島、臥蛇島、諏訪之瀬島、悪石島)、奄美諸島(奄美大島、加計呂麻島、徳之島)、沖縄諸島(伊平屋島、沖縄本島)、慶良間列島(渡嘉敷島、慶留間島)、久米島

生態:成虫は朽木中で1年中見られる。

 南西諸島から本州までの黒潮が流れる沿岸に沿って分布している。腐朽が進んだ朽木に多く生息し、沖縄本島や悪石島など、多産する生息地も知られている。
 1本の朽木に集団で生息していることが多く、幼虫も同時に見られる。ツノヒョウタンクワガタは肉食性が強く、他のクワガタの幼虫などがいると集団で襲って食べてしまうが、同種の幼虫は食べないようだ。
 朽木の中に坑道を掘って生息していて、朽木の中には数頭の成虫が生活している。成虫は各種の昆虫などを食べているようで、ダニなども食べているようだ。ツノヒョウタンクワガタを飼育している容器にはコバエが発生しないため、コバエの幼虫も食べている可能性がある。