国産クワガタ標本写真館

トカラノコギリクワガタ 

Prosopocoilus dissimilis elegans

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左から口之島産、中之島産、諏訪之瀬島産、悪石島産


 トカラノコギリクワガタ各島産の比較。画像左の口之島産がトカラノコギリクワガタとして記載された基産地。島によってある程度安定した特徴がある。画像は大顎を除く体長が38mm前後の個体。

○口之島
やや暗め〜明るいオレンジまで変異は大きい。

○中之島
明るいオレンジで、大顎は細く長い。

○諏訪之瀬島
暗赤色で大顎は比較的短い。

○悪石島
オレンジ色を強く帯び、大顎は湾曲がやや強く太短い。

各島とも1割未満の確率で黒化型が現れる。黒化型は遺伝するようで、黒化型で固定することもできる。
体型、大顎の形から大顎を含めた体長が最も大型になるのは中之島、次いで口之島、諏訪之瀬島、悪石島の順になるはずだ。
現在トカラの各島では、昆虫採集は禁止されている。