国産蝶類標本写真館

ギフチョウ 

Luehdorfia japonica

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岐阜県産♂ 表面
岐阜県産♂ 裏面
岐阜県産♀ 裏面
岐阜県産♀ 裏面

分布:本州。

生態:年1回の発生。暖地では3月中旬から、寒冷地では5月から6月に発生する。発生時期はソメイヨシノの開花の時期とほぼ一致する。

食草:カンアオイ各種。生息地によって食草としているカンアオイは決まっていて、色々な種類のカンアオイを食べることはまれ。春に孵化した幼虫は初夏の頃に蛹化し、そのまま翌年の春まで休眠する。

 春になるとこの蝶を探しに行く方が多いが、それだけ人気がある。産地よって変異がありマニアックな人は本当に詳しく知っている。
 関東の平野部から低山地では現在ではいなくなってしまった地域も多いが、本来の分布はかなり広く、関東の西側の低山地には広く分布していた。環境の急激な変化はなかったが、60年代までにほとんど見られなくなってしまったのは残念だ。