国産蝶類標本写真館

モンキアゲハ 

Papilio helenus

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沖縄本島産 春型♂ 表面
沖縄本島産 春型♂ 裏面
福岡県産 夏型♂ 表面
福岡県産 夏型♂ 裏面

分布:本州(関東以西)、四国、九州、南西諸島。八重山諸島ではまれ。

生態:本州では年2回、南西諸島では年4回から5回の発生。平地から低山地の樹木が多い地域を好み、各種の花で吸蜜する。春型は夏型と比べるとかなり小型。

食草:カラスザンショウ、キハダ、ハマセンダン、ミカン類各種。

 東京ではほとんど見かけることはないが、千葉の丘陵地や南部の山地帯、神奈川の海岸部などではよく見かける。飛んでるときにも白い紋が目立ち、見分けはつきやすい。
 千葉の南部に清澄山がある。ルーミスシジミの産地として有名な山だが、モンキアゲハやジャコウアゲハなどといった東京ではあまりなじみがない蝶もよく見られる。渓流沿いをルーミスシジミを探しながら歩いていると、モンキアゲハが上空を元気に飛んでいく。湿地で吸水している個体を見ることも多い。