国産蝶類標本写真館

リュウキュウアサギマダラ 

Ideopsis similis

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石垣島産♂ 表面
石垣島産♂ 裏面
石垣島産♀ 表面
石垣島産♀ 裏面

分布:奄美諸島、沖縄諸島、八重山諸島

生態:多化性で年5〜6回の発生。ほぼ通年成虫が見られる。越冬態は幼虫か成虫。成虫は海岸付近の樹林周辺や樹林内の空間に生息し、緩やかに飛翔する。トウワタ、トベラ、ランタナ、テリハブドウなどの花で吸蜜する。

食草:ツルモウリンカ、ホライカモメズル

 南西諸島に広く分布するマダラチョウの仲間。土着しているのは奄美諸島までだが、トカラ列島や九州などでも採集記録がある。風に乗って滑空するような飛び方をするため、台風などの強風時に遠くまで飛んでいくようだ。
 成虫は数十頭から数百頭が集団になって越冬することがあり、集団は時に500〜600頭の大集団となることがある。