国産蝶類標本写真館

アオバセセリ 

Choaspes benjaminii

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千葉県産♂ 表面
千葉県産♂ 裏面
広島県産♀ 表面
広島県産♀ 裏面

分布:本州、伊豆諸島、四国、九州、対馬、南西諸島。

生態:通常年2回発生する。寒冷地では年1回の発生、南西諸島では年4〜5回の発生。成虫は渓流沿いの樹林周辺に多く、きわめて敏速に飛翔しリョウブ、レンゲ、ヒヨドリバナなど各種の花で吸蜜する。また、汚物にも集まる。

食草:アワブキ科のアワブキ、ミヤマハハソ、ヤマビワ、ヤンバルアワブキなど。

 大型のセセリチョウ。飛翔はきわめて敏速で、飛翔中の個体は何が飛んでいるのかわからないほど早い。花に来るときは比較的落ち着いているので、観察しやすい。
 ♂は夕方テリトリーをはり、近くに飛んできた他種や同種の♂を敏速に追飛する。また、空き缶などの金属光沢のあるものに飛来する習性がある。幼虫は蝶の幼虫と思えないほどカラフル。