国産蝶類標本写真館

モンシロチョウ 

Pieris rapae

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東京都産 春型♂ 表面
東京都産 春型♂ 裏面
千葉県産 夏型♂ 表面
千葉県産 夏型♂ 裏面

分布:北海道から八重山諸島まで広く分布している

生態:本州中部では早い年には2月から現れる。年6〜7回の発生で、寒冷地では年2回程度の発生。成虫は耕作地周辺に多く生息し、各種の花で吸蜜する。九州以北では蛹で越冬し、暖地では幼虫で越冬する。

食草:アブラナ科の栽培植物(キャベツ、ハクサイ、アブラナなど)、園芸植物(オオアラセイトウなど)、セイヨウフウチョウソウなど。

 日本に広く分布する白い蝶の代名詞みたいな蝶がモンシロチョウ。早春から晩秋まで長い期間、普通に見ることができる。
 キャベツなどの栽培種を好み、日当たりが良い畑などでは多数の個体が群れ飛んでいることがある。
 子供のころ練馬に住んでいたが、住まいの裏はキャベツ畑だった。夏になると多数の個体がキャベツ畑を飛び回っていたが、あまり農薬も撒かなかった時代のためか、出荷するキャベツにも普通に幼虫がついていたと思う。今では考えられないが、その頃のほうが安全な野菜を食べていたような気がする。昭和30年代の話だが。