国産蝶類標本写真館

ナミエシロチョウ 

Appias paulina

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石垣島産♂ 表面
石垣島産♂ 裏面
石垣島産♀ 表面
石垣島産♀ 裏面

分布:以前は八重山諸島。現在ではトカラ列島の南部から八重山諸島まで分布している。

生態:多化性、八重山諸島では3月から10月に見られる。成虫は海岸近くの樹林などの周辺を敏速に飛翔し、ミカン類、トベラ、トウワタなどの花で吸蜜する。

食草:ツゲモドキ

 八重山諸島には以前から土着していたが、近年はトカラ列島まで分布している。食草のツゲモドキの分布がトカラ列島の悪石島までと言われているため、代用の食草がない限りこれ以北に分布を拡大する可能性はない。
 大型のシロチョウで、♂は前翅の縁に黒いふちがあるだけで、シロチョウの名前そのもの。飛び方も敏捷で海岸近くの樹林周辺に多い。この蝶は春から初夏に個体数が多く、盛夏以降の個体数はあまり多くない。