国産蝶類標本写真館

スジボソヤマキチョウ 

Gonepteryx aspasia

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山梨県産♂ 表面
山梨県産♂ 裏面
山梨県産♀ 表面
山梨県産♀ 裏面

分布:本州、四国、九州。本州中部以西は山地性。

生態:年1回発生し、6月から現れる。低山地では夏は仮眠し、秋季に再度活動し、成虫で越冬する。成虫は渓流沿いや樹林周辺に多く、各種の花で吸蜜する。また、湿地で吸水する。

食草:クロウメモドキ、クロツバラ。

 山地帯に多い蝶で、本州中部では初夏に現れる。♂の翅表は黄色く、♀は白色。
 やや大型のシロチョウで、本州中部では低山地から山地帯によく見られる蝶だ。オカトラノオやアザミなどの花に良く吸蜜に来るが、高原地帯で見かけるスジボソヤマキチョウは生き生きとして見える。高原地帯が生息環境としてはあっているためかもしれない。