国産蝶類標本写真館

ウスキシロチョウ 

Catopsilia pomona

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沖縄本島産 ギンモン型♂表面
沖縄本島産 ギンモン型♂裏面
沖縄本島産 ムモン型♂表面
沖縄本島産 ムモン型♂裏面
石垣島産 ギンモン型♀表面
石垣島産 ギンモン型♀裏面

分布:奄美諸島以南の南西諸島

生態:多化性で、ほぼ通年成虫が見られる。人家周辺の日当たりが良い場所に多く、飛び方は敏速、ブッソウゲ、トウワタなどの花で吸蜜する。

食草:タガヤサン、ナンバンサイカチ、ハイセンナ、フタホセンナなどのマメ科

 雌雄とも変異が多く、ギンモン型とムモン型やその中間型、翅表の黒色部の発達が良い個体など、各種の段階の個体が見られる。翅表の地色も白色から黄色まで変異は大きい。ギンモン型よりもムモン型のほうが変異は大きいようだ。
 以前は八重山諸島だけ土着していた種だったが、近年では奄美諸島まで土着しているようだ。飛び方はかなり早く、花に来ている個体以外は観察しにくい。この蝶の仲間は草地ではなく低木の周辺を好み、木本の花で吸蜜することが多い。