国産蝶類標本写真館

キリシマミドリシジミ 

Chrysozephyrus ataxus

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神奈川県産♂ 表面
神奈川県産♂ 裏面
神奈川県産♀ 表面
神奈川県産♀ 裏面
滋賀県産♀ 表面
滋賀県産♀ 裏面
 
分布:本州(神奈川県以西)、四国、九州、対馬、屋久島。

生態:7〜8月に出現し、午前中の9〜11時頃まで活動する。飛び方は敏速で、♂は占有領域に入った個体を激しく追尾する。

食草:アカガシ、ウラジロガシ、アラカシなどのブナ科常緑樹、時にミズナラなどからも卵が見つかる。

 キリシマミドリシジミを初めてみたのは九州の霧島神宮だった。学生でお金が無く、駅に泊まりながら九州の各地を回った。その時は樹上を飛び回るキリシマミドリシジミを見上げるだけだったが、♂の羽の輝きは今でも忘れることができない。
 分布する地域により尾状突起の長さに差がある。また、♀の翅表は地域に青色斑の大きさやA型の斑紋の出方に違いがある。