国産蝶類標本写真館

ウラギンシジミ 

Curetis acuta

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対馬産 夏型♂ 表面
対馬産 夏型♂ 裏面
千葉県産 秋型♂ 表面
千葉県産 秋型♂ 裏面
千葉県産 秋型♀ 表面
千葉県産 秋型♀ 裏面

分布:本州(関東以南)、四国、九州、対馬、南西諸島。

生態:本種では通常年2回、5月から11月に見られる。暖地では年3回から4回発生する。成虫は樹林周辺や渓流地域などに生息し、熟果で吸汁したり、湿地で吸水する個体を見ることが多い。飛び方は敏速で早い。成虫で越冬する。

食草:フジ、クララ、クズ、ハマエンジュなどの花や実。

 対馬産の秋型は前翅頂がとがる。翅表の色は♂がオレンジ、♀は銀白色。
 大型のシジミチョウで、翅裏は銀色に輝く。飛んでいるときも銀色が目立ち、見分けるのはたやすい。ただし飛び方は早く、高い場所を飛ぶことも多いので、身近で観察するのは難しいかもしれない。関東あたりでも秋に個体数が多くなる。