国産蝶類標本写真館

ウラクロシジミ 

Iratsume orsedice

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滋賀県産♂ 表面
滋賀県産♂ 裏面
滋賀県産♀ 表面
滋賀県産♀ 裏面

分布:北海道(渡島半島)、本州、四国、九州。四国、九州では山地性。

生態:6〜7月に出現し、♂は夕方活動し樹幹を縫うように緩やかに飛翔する。

食草:マンサク、マルバマンサク。

 ♂の羽表は銀白色に輝く。♀は基半部が青白色になり、外周部は黒色となる。
 ウラクロシジミと地味な名前が付いているが、♂の羽表は真珠のような輝きがありとても綺麗な蝶だ。夕方活動するが、夕日を浴びて次々と飛来する個体はとても幻想的だ。
 この蝶を初めてみたのは30年近く前の美ヶ原だった。夕日を浴びて羽を輝かせながら飛来するウラクロシジミは、緑色のゼフィルスとは違った美しさを持っていた。