国産蝶類標本写真館

タイワンキマダラ 

Cupha erymanthis

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西表島産 表面
西表島産 裏面
 
分布:八重山諸島。

生態:多化性で3月から11月まで見られる。成虫は樹林周辺に多く、緩やかに飛翔する。

食草:トゲイヌツゲ。

 この蝶も近年になって見られるようになった蝶だ。それまでは迷蝶として記録されていた。西表島では1980年代から普通に見られるようになったが、石垣島ではあまり見られないようだ。
 飛び方はタテハチョウそのものだが、同じ様な色彩の蝶はいないため、飛んでいるときにも区別はつきやすい。あまり明るい場所は好まないようで、樹林周辺のやや暗い場所に多かった。このまま土着するんだろうか。