国産ハンミョウ標本写真館

アイヌハンミョウ
Cicindela gemmata aino

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分布:北海道,本州,四国,九州,対馬

体長:16〜17mm。光沢がなく、上翅は暗銅色〜暗緑色で、体下面は緑青金属光沢がある。

生態:越冬態は成虫で、越冬した成虫は春に交尾をする。草が混じり転石が散在する河川中流域の砂地の河原などでよく見られる。分布は広いが、北海道では少ない。成虫は地面を徘徊し、他の昆虫を捕らえて食べる。幼虫は地面に縦穴を掘って住み、成虫と同様、そばを通りかかる他の昆虫を食べる。ミヤマハンミョウやニワハンミョウと似ているが、アイヌハンミョウの♂の大顎先端は先が幅広くヘラ状であるのが特徴。他のハンミョウよりも飛行距離が長い。



愛知県産 左♂ 右♀