国産ハンミョウ標本写真館

コハンミョウ
Myriochile speculifera

戻る


分布:本州,四国,九州,八丈島,屋久島,種子島,南西諸島

体長:11〜13 mm

生態:分布は広いハンミョウで、農耕地や路地、グランドなど、粘土質の混じった裸地に見られ、海岸部で見られることもある。

 コハンミョウは河原や農耕地周辺などでも見られるが、観察しやすいのは河川敷のグラウンドだ。野球やサッカーの練習中の子供たちをよけるように成虫が飛び回っている。粘土質のしまった土質が幼虫の成育にあっているようだ。しかし、このような環境は数年に一度大雨によって水没する。それでもしぶとく生き残っているのは周辺にも生息地があり、結構色々な環境に適応しているためだろう。その証拠だろうか、この種は南西諸島にも広く分布している。
石川県産 左♂ 右♀