国産オトシブミ標本写真館
ヒメケブカチョッキリ
Involvulus (Involvulus) pilosus
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分布:本州,四国,九州
ホスト:ノイバラ,バラ,キイチゴ
体長:3.0〜4.5mm
生態:年2化。各地に普通。春と夏〜秋に出現する。茎を切断する。4月から10月まで断続的に見られ、茎を切断し産卵する。産卵部を積極的に切り落とすことはない。幼虫は茎内部を食べて成長し,土中に入って蛹化・羽化する。
光沢のある青藍色,ときに暗紫色。吻は細長く体長の30%ほど。雌雄で吻の長さに大きな差はなく,形状は♀の吻が緩く一定して湾曲するのに対し,♂では吻中央よりやや前方の触角付着点付近で吻背面が屈曲する。頭部は幅広く,雌雄とも後頭部は前胸に向かって広がる。♂の前胸は強く膨らみ中央後方で最大幅となる。♀では膨らみは弱い。上翅側面の第9点刻列と第10点刻列は上翅中央付近で合流するが,間室に点刻があり,また被毛が濃いため分かりにくい。黒色被毛は長く,直立するものと斜生するものとが密生する。
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東京都産 |
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