国産オトシブミ標本写真館

ヒメクロオトシブミ
Apoderus (Compsapoderus) erythrogaster

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分布:
本州,四国,九州

ホスト:ツツジ,コナラ,クヌギ,アベマキ,ミズナラクリ,ノイバラ,キイチゴ,マンサク,シデ,ヤマハンノキ,ヤシャブシ,フジ,ニセアカシア,サルスベリ

体長:3.5〜5.5mm

生態:年2化。春から秋まで見られる。両裁型の揺籃を作る。葉の両側から中央に向かって切り巻く。ツツジやバラに作られる揺籃とコナラやクヌギに作られる揺籃とでは大きさにかなりの開きがある。様々な植物に揺籃を作るが,同一個体が多くの種類の葉を利用するのか,1個体は限られた葉しか利用しなくても個体ごとに利用する葉が異なっているのか定かではない。
 上翅の点刻列はまばらで弱く間室はほとんど隆起しない。雌雄の形態差はほとんどなく野外では判別不能.北日本では黒色型,西日本では赤腹型。東海地方では両方の形が見られる。.

東京都産