国産オトシブミ標本写真館

カシルリオトシブミ
Euops(Synaptops) splendidus

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分布:本州,四国,九州

ホスト:イタドリ,フジ,コナラ,カシ,ブナ

体長:2.5〜4.0mm

生態:年2回春と夏に出現する。4月中旬頃から現れ,初期はカシ,コナラなどを巻くが,最盛期はほとんどイタドリにいる。後期にはフジを巻いていることがある。6月中旬頃から新成虫はイタドリ,ヨモギ,サクラ,キイチゴ,ムラサキシキブ,ヤマブドウなどを後食する。特にヤマブドウは好まれるようで、秋には葉一面食痕だらけになっているのをよく見かける。山間部ではルリオトシブミと混棲している.発生時期が本種の方がやや早いようだ。揺籃は切り落とす。
 前胸背板は金緑色。上翅は 濃緑青色,濃紺色,濃紫色,銅黒色などで、色彩変異がかなりある。胸背板が金緑色ならば本種。
京都府産 ♂
京都府産 ♀