国産オトシブミ標本写真館

コナライクビチョッキリ
Deporaus (Deporaus) unicolor

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分布:
北海道,本州,四国,九州

ホスト:カシ,コナラ,ミズナラ,アベマキ,クリ,マンサク,シデ,ヤマハンノキ

体長:2.4〜4.2mm

生態:年1回春に出現する。幼虫越冬,揺籃を作る。潜葉性。4月中旬頃より現れ,初期はカシ類,5月頃からはナラ類を巻く。葉の表から横J字状に切って巻き, 2-3卵互いに離して葉肉中に産み付け,細く巻き上げ先端部分を折り返す。一部主脈を残して一直線に切り自然に丸まったような揺籃を作るものもいる。
 黒色で口吻背面中央部から頭部複眼間を越えて溝状の無毛部がある。前胸背板中央には筋状の無毛部はない。上翅側面にある第9点刻列と第10点刻列は合流せず,両点刻列の間室にはかなり大きな点刻がいくつかある。雌雄とも後肢ふ節第1節は長く第2節+第3節とほぼ同じ。♂の前肢,中肢の脛節端内側に小突起がある。

群馬県産