国産オトシブミ標本写真館

ミヤマイクビチョッキリ
Deporaus(Deporaus) nidifichs

戻る


分布:本州,九州

ホスト:クリ,コナラ,アベマキ,ミズナラ,カシワ,カシ,ブナ,シデ,ヤシャブシ,ハシバミ,マンサク

体長:3.5〜4.5mm

生態:年1回、春に出現する。幼虫で越冬する。幼虫は潜葉性。
 コナライクビチョッキリよりはやや遅れて現れるが,しばしば混棲し同じ木に両者の揺籃が作られている。葉を表側よりU字状に切り,裏が内側となるように2-3巻きしたところで裏側から葉肉中に産卵する。 1個であることが多いが2-3個産み付けることもある。揺籃は先の方が開いたツノ状に巻き上げられ, 巻き戻らないように切り始めとは反対の方にあらかじめ切り込まれていた部分を折り返し接着物質で貼り付ける。幼虫は土中に入って翌春蛹化・羽化する。

京都府産