国産オトシブミ標本写真館
チャイロチョッキリ
Aderorhinus crioceroides

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分布:北海道,本州,四国,九州
ホスト:クリ
体長:5.5〜6.8mm
生態:年2回初夏から盛夏にかけて見られる。潜葉性の種と考えられる。飼育すると葉の表から半月状の貫通孔をあけ,その弦の部分から葉肉にポケット状の穴を作り産卵する。オトシブミ,ゴマダラオトシブミとともに見られるので,これらの揺籃を利用している可能性もある。野外の詳しい観察例はない。
生体は朱色、標本にすると茶色になる。脛節,ふ節,触角先端部は黒色。大型のチョッキリで色彩がはっきりしているため遠くからもよく目立つ。♂の頭部は細く,複眼は♀よりやや大きく横に張り出す。体は赤褐色の長い直立毛とやや短めの斜生毛を密布する。脛節とふ節は黒褐色の長い毛で一面に覆われる。
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長野県産 |
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