国産セミ標本写真館

イワサキヒメハルゼミ 

Euterpnosia iwasakii

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左♂ 右♀ ともに西表島産

分布:八重山諸島

全長:♂30〜33mm、♀28〜30mm

生態:八重山諸島特産種で、5月初旬から7月中旬頃まで声を聞くことができる小型のセミ。偏食の傾向があり、山間部のイタジイあるいはその周辺に棲息する。朝から夕方まで間欠的に鳴くが、ピークは午後4時から日没まで。日が陰ったときにも鳴く。合唱性はヒメハルゼミほど顕著ではない。ヒメハルゼミに見られるような大合唱はしない。

 鳴き声はヒメハルゼミに似ているが、ゆったりと単調に抑揚を付けず「ギィーン、ギィーン、ギィーン・・・」と鳴く。ヒメハルゼミ同様、走光性があり、ライトに飛来する。ヒメハルゼミよりも更に細長い体型をしている。