国産セミ標本写真館

ツマグロゼミ 

Nipponosemia terminalis

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左♂ 右♀ ともに西表島産

分布:宮古島、八重山諸島

全長:30〜34mm

生態:八重山では4月から7月まで、宮古島では6月に見られるやや小型のセミ。朝から夕方まで断続的に鳴き続ける。八重山では特定の木に依存することがなくさまざまな広葉樹に生息するが、宮古島ではイスノキに強く依存する。

 八重山産と宮古産で色彩に違いがあるようで、鳴き声も異なっている。生態も異なっているので、宮古島の個体群は隔離されたのが早かったのだろう。生体は緑色がもっと鮮やかで、複眼も緑色。