国産甲虫標本写真館
クロボシヒラタシデムシ
Oiceoptom nigropunctatum (Lewis, 1888)

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左♂ 右♀ ともに熊本県阿蘇郡産 |
分布:本州、隠岐、四国、九州
体長:10〜15mm
雌雄の区別:♂は前符節が広く,翅端がまるい。♀は前符節が細く,翅端が突出する
生態:山地で見られ、動物の死体や獣糞に集まる。ハエの幼虫を捕食しているようで、獣糞に集まることの方が多い。キノコに来ている個体も観察されている。
この種は春だけに出現する種のようで、初夏以降には見られないようだ。成虫越冬で越冬明けの成虫が交尾、産卵し、夏に新成虫、新成虫は越冬し翌年春に活動開始する周年経過だろうか。
上翅は黒色で前胸部は赤色、前胸部の中央に2対の黒点がある。
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