国産コガネムシ生体写真館

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ツノクロツヤムシ 徳島県産

 国内では四国と九州の山地帯に分布している。分布の中心は東南アジアで、大型の種類から小型の種類まで多くの種類が知られている。艶のある体表に筒状の体、複雑な形をした角と、よく見れば面白い種類だ。この仲間は親が幼虫の世話をする事で有名で、この種も幼虫だけでは羽化する事は出来ず、成虫が羽化まで世話をする。成虫は「キイキイ」と発音するが、発音によって仲間の成虫や幼虫とコミニケーションを取っていると考えられている。一生朽ち木の中で過ごすようで、羽化後の個体が移動のため朽ち木からでる時以外は朽ち木から出ることはあまりない。後翅が退化していて飛べないためあまり移動性はないように思えるが、生息地の個体数は多い。