国産クワガタ生体写真館

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アマミミヤマクワガタ 鹿児島県奄美大島産

 奄美大島のみに分布するミヤマクワガタの仲間。本土のミヤマクワガタのように大型にはならない種類で、大型の個体でも40mm後半程度。南西諸島では夏の終わりになる8月から9月に現れる種類で、♂は大木の高所に止まっている個体を見ることが多い。高さがあれば樹木でなくても良いようで、電柱などについている個体を見ることも多い。高いところにいるのは♀を探すための占有行動と言われているが、♀が探しにくい種類で、同様な環境では♀はほとんど採集できない。♀は小型であまり目に付かないためかもしれないが、交尾後の♀は樹木の細枝上で樹皮をかじって樹液を吸っているのかもしれない。発生時期も短く、奄美大島のクワガタの中では一番採集しにくい種類かもしれない。