国産クワガタ生体写真館

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ミヤマクワガタ 福島県南会津産

 なかなか人気が高いクワガタで、大型の個体はなかなか格好いい。ミヤマ(深山)の名前が付いているためか、山地の森に生息している種のイメージが強い。ミヤマクワガタは湿度が良く保たれた原生林に近い状態だと残っている場所があり、環境が残っている場所では意外な場所に生息している。紀伊半島や九州南部では、海岸線の樫の木の樹液にきていることが多く、真っ青な海とぎらつく太陽の下で樫の樹液を吸っているミヤマクワガタは、本州中部のミヤマクワガタと別の種ではないかと思ってしまう。
 樹液が豊富に出る暖帯に分布している個体群はクヌギやカシなどの樹液に来ているが、温帯に分布している個体群はヤナギやカンバなどの若枝をかじって樹液を吸っている。温帯でもかなり早い時期から野外で活動していることが多いが、活発に飛翔するのは梅雨明け後の温度が上がってからになる。灯火に良く飛来するのも、この頃になる。