国産クワガタ生体写真館

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オガサワラネブトクワガタ 東京都母島産

 小笠原諸島の母島に分布するオガサワラネブトクワガタの原名亜種。体は太短く、大アゴの湾曲は弱い。大顎の先端部分は強く湾曲し、先端は丸みを帯びる。野外の生態はほとんど調査されていないが、赤がれの朽ち木に見られる。飼育は日本のネブトクワガタの仲間では最も簡単、小笠原の特殊な環境の中で進化してきたためか、冬季でも温度が上がれば活動するし、産卵活動も見られる。マットの適応範囲もネブトクワガタより広い。