国産コガネムシ標本写真館
ガゼラエンマコガネ
Digitonthophagus gazella (Fabricius,1787)
左♂ 右♀ ともに伊平屋島産
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分布:伊平屋島
体長:9.0.〜13.0mm
雌雄の区別:♂の全脛節は細長く、頭部に2本の角がある。
生態:成虫は冬期を除きほぼ通年見られる。牧場の牛糞に多く見られるが、各種獣糞にも見られる。
本来はアフリカに分布する糞虫。牧場の牛糞処理を目的として農業試験場が導入したものが伊平屋島で自然繁殖している。
牛糞はそのままでは地上からなくならず、日が当たらなくなることと、過栄養で牧草が枯れてしまう。そのため牛糞の処理能力が高い種としてオーストラリアなどの糞虫があまり分布していない地域の牛糞処理を目的として導入されている。日本でも試験的に伊平屋島に導入された個体が繁殖している。
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