国産コガネムシ標本写真館
マルダイコクコガネ
Copris (Copris) brachypterus Nomura,1964
♂ 徳之島産
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左♂ 右♀ 共に徳之島産 |
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分布:奄美大島、徳之島
体長:13.0〜19.0mm
雌雄の区別:♂は頭部に1本の角を持ち、前胸背板は中央に2つの隆起があり、その両側に一対の突起を持つ。
生態:成虫はほぼ一年中見られ、夜間林内をアマミノクロウサギの糞を求めて徘徊する。奄美大島ではアマミノクロウサギの減少に伴い、個体数がかなり少なくなっている。個体数は秋季にかけて多くなる。
奄美大島と徳之島に分布するダイコクコガネの仲間。マルダイコクコガネは南西諸島が大陸から隔離されてアマミノクロウサギの糞に依存してきた種で、後翅が退化して飛ぶことが出来ない。
奄美大島ではマングースの増加に伴い、アマミノクロウサギがかなり少なくなってしまった。マルダイコクコガネは元々局地的に分布していた種だったが、その地域のアマミノクロウサギが少なくなってしまったために見られなくなってしまった地域が多い。残念だが奄美大島で絶滅するのは時間の問題だろう。
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