国産コガネムシ標本写真館
オオマグソコガネ
Aphodius (Colobopterus) rectus Reiche,1847
左♂ 右♀ ともに長野県産
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分布:北海道、本州、四国、九州、伊豆諸島、壱岐
体長:8.2〜12.5mm
雌雄の区別:♂は頭部会合線上に瘤がある。また、前脛節端棘は幅広く、先端は裁断状。
生態:成虫は春から秋まで見られ、日当たりの良い草地に多く各種獣糞に集まる。平地から山地まで広く分布し、6月くらいに個体数が多くなる。
マグソコガネの仲間としては大型。本州中部では普通に見られる地域が多いが、山地を好むようで平地ではやや少なくなる。標高がある地域にも多く、2,000mを越えるような地域にも分布している。
体色は黒一色の個体から、褐色を帯びた個体まで変化がある。本州中部の高原地帯の牧場では普通に見られるところが多い。
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