国産コガネムシ標本写真館
セマダラマグソコガネ
Aphodius (Chilothorax) nigrotessellayus (Motschulsky,1866)

左右とも千葉県産
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分布:北海道、本州、四国、九州、佐渡、対馬
体長:3.9〜6.0mm
雌雄の区別:外観からは区別できない。交尾器で区別する。
生態:成虫は本州中部ではほぼ通年見られ、冬季に個体数が多くなる。放牧地や河川敷などの日当たりがいい場所を好み、各種獣糞に集まる。
秋から春によく見られる種で、関東の平野部では河川敷などの日当たりが良い場所の犬の糞によく見られる。
小型のマグソコガネのため見つけにくいが、上翅のまだら模様で同定しやすい。最近では犬の糞を持ち帰って処理する方が多くなったが、犬の糞で生活していたこのような糞虫はさぞ困っていることだろう。
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