国産コガネムシ標本写真館
セマルオオマグソコガネ
Aphodius (Teuchestes) brachysomus Solsky,1874
長野県産
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分布:北海道、本州、九州、佐渡、南西諸島(奄美大島以北)
体長:7.5〜11.0mm
雌雄の区別:♂の前胸背板は前方中央が窪み、中央は点刻をほとんど欠く。
生態:成虫は春季から初夏まで活動し、放牧地の牛糞に多く見られる。
オオマグソコガネと良く似ているが、寸づまりの体型をしている。あまり標高がある地域には分布しない種のようで、低山地の放牧地に多い。日当たりが良い場所を好むようで、林内ではあまり見られない。
低山地の放牧場は開発などでかなり少なくなってしまった。そのため低山地に好んで分布していた糞虫は見る機会が少なくなってしまった。この種もその種の一つで、本州では見られる場所はほとんどなくなってしまった。
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